伊勢神宮にはおみくじがない。

三重県の伊勢神宮、行ったことがありますか?非常にパワーの強いスポットで癒される場所です。私も度々訪れているのですが、なんと伊勢神宮はおみくじがない神社訪れた人は全員「大吉」とされています。その理由を、現役占い師が解説します。

伊勢神宮(いせじんぐう)は、日本の三重県伊勢市にある神社。正式名称は地名(伊勢)を冠しない「神宮」(じんぐう)であり、他の神宮と区別するために伊勢神宮と通称される。 「伊勢の神宮」、または親しみを込めて「お伊勢さん」「大神宮さん」とも称される。神社本庁の本宗(ほんそう。全ての神社の上に立つ神社)であり、「日本国民の総氏神」とされる。

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伊勢神宮におみくじがない理由

伊勢神宮の歴史から解説

お伊勢参りがブームだったのは江戸時代。その時代には交通網が発達していなかったため、出かける手段は徒歩。もちろん追い剥ぎや辻斬りなどが横行している時代なので、命をかけた一大イベントです。

一生に一度はお伊勢さん」と言って、お伊勢旅行は当時の庶民の憧れでした。全国津々浦々から伊勢を目指してたくさんの人々が伊勢を目指したそうです。 人々は「伊勢講」を作り、村共同でお金を貯めて、貯まれば村の代表者がお参りをしに行ったそう。感覚としては昭和初期のハワイ旅行のようなものでしょうか。

参拝すれば全員が大吉

そんな全国憧れのお伊勢旅行、なので江戸時代より「参拝した日は必ず吉日」とされました。

辿り着けたなら誰しもが最大限に神のご加護を得られる、皆が大吉ということです。伊勢神宮はいわば神様の総本山。そんな偉大な神社を参拝して「凶」なはずがありません。

なので、伊勢神宮にはおみくじがないと言われています。

現代では「必ず大吉」のこの神社にあやかって初詣に出かける人も多く、三が日には参拝客7年連続800万人超えを記録しています。(※コロナ以前の記録です)

伊勢神宮のおみくじ情報|おかげ横丁には売っている?

おかげ横丁、オススメは犬みくじ

どうしてもおみくじを引きたい方はおかげ横丁に売っている「犬みくじ」がオススメ。

江戸時代、病気や怪我でどうしても参拝に行けない飼い主のために犬がお伊勢参りに度々派遣されていたそうで、その伝説にあやかって可愛い伊勢参り犬グッズがたくさん置いてあります。お土産にオススメです。

「本当に犬だけでお参りに行けるの?」と疑問に思いますが実際福島県須賀川市の十念寺には、シロという犬の像が残っており、このシロは病気で伊勢参りに行けない主人に代わって二か月かけて伊勢参りをし、伊勢神宮のお札をもらって帰ってきたと言い伝えられています。

伊勢神宮へのアクセス

伊勢神宮には内宮と外宮があり、所在地は以下になります。参拝する場合は外宮からにしましょう。伊勢まではJRと近鉄がありますが、おすすめは近鉄、特別車両「しまかぜ」が人気です。

豊受大神宮(外宮)三重県伊勢市豊川町279
最寄りは近鉄線もしくはJR線伊勢市駅、駅から外宮までは参道を徒歩で約5分。

大神宮(内宮)三重県伊勢市宇治館町1

最寄りは近鉄線五十鈴川駅、駅からバスで移動「内宮前」下車すぐ。

伊勢神宮のおみくじについてまとめ

伊勢神宮におみくじがないのは、参拝した人が誰しも「大吉」だからというめでたい理由からでした。伊勢神宮には神社のほかにもおかげ横丁で長時間楽しめるので、運気アップのため是非訪れてください。「赤福」や「伊勢うどん」も美味しくてオススメです。

ぜひ伊勢神宮で大吉パワーをもらって帰ってください。

※神社に行く前に読んでほしい、参拝の仕方や服装についてはこちらで解説しています。
神頼みのコツ|正しい参拝方法>>
お参りの服装|これは絶対NG>>

箱舟冬羊

晴れの神様が祀られているので疲れた時に1人で出かけるとパワーがもらえますよ